今10代のミュージシャンは坂口恭平さんから生き延びる方法を学べ!


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CDがどんどん売れなくなってきてオリコンランキングには
アイドルとジャニーズとEXILEしかいなくなった今、
10代のミュージシャンはどこを目指して、
どうやって音楽で食べていけばいいのでしょうか。

いまさらメジャーのレコード会社の所属を目指すのは
あまり賢い選択ではないですよね。
レコード会社自体があんまり存在意義がなくなってますからね。

かといってロールモデルになるような
ミュージシャンもそんなにいないのではないでしょうか?

そんな悩める10代のミュージシャンに是非知っていただきたいのが、
注目の作家、アーティストの坂口恭平さんです!

なぜこの人に注目してほうがいいのか、
一言では語るのは非常に難しいのですが、乱暴に言ってしまうと、
アーティストとして生きのびるための
セルフ・プロデュース力と知恵がハンパじゃないのです!
そのセルフ・プロデュース力でいったら
レディー・ガガか、坂口恭平かというぐらい、
卓越した能力で熱狂的なファンを創りだしています。
本人もそれについては自覚的で
自分のことを「一人電通」と表現しています。

そして、そのセルフ・プロデュース力と知恵を苦悩しながら
獲得するまでの過程を日記という形ですべて言語化して残しているのです。
WEB上で公開しており、『坂口恭平のぼうけん』という書籍にもなっています。
http://www.0yenhouse.com/house.html

無名の時から、有名になるまでをここまで言語化して
公表している人は世界的に見ても珍しいのではないかと思います。

だから、いま無名の皆さんが
参考にできるところがたくさん見つけれるハズです。

今日はその中でもここに注目すべきというポイントを
3つだけ紹介しておきます。

その1. 自分を徹底的に理解して、言い換えて、個性に変える

坂口さんは本人いわく、団体行動や、人と同じ行動ができません。
躁鬱病を抱えていて、ひどい時は動けなくなるので、
1週間のスパンで生活することができません。
さらに建築家を目指していたのですが、世にいう「建築家的な仕事」も
生理的に合いませんでした。会社にも行けない、就職もできないのですが、
それを「行けない」と言うのではなく「行かない」と言いかえます。

鬱の時は「花の蕾(つぼみ)」であると言いかえ、
躁の時にそこで蓄えたものが花開くと言いかえます。
自分と向き合い弱みを意識的に言い換えて、それを個性に変えていきます。

弱い自分を隠そうとしません。
むしろ「坂口恭平躁鬱日記」という作品して発売しています。
弱さとの向き合い方そのものが、彼の作品になっています。

その2.計画をたてる・ルーティンを守る

誤解している人が多いのですが、坂口さんは直感で動いているように見えて、
徹底的に計画して動きます。無謀な若者が相談に来ても
口を酸っぱくして、ちゃんと計画を立てろと言います。

坂口さんでもバイトを辞めて作品だけで
食べていけるようになるまで7〜8年はかかっています。焦りは禁物です。

「独立国家のつくりかた」という著書で
紹介されている坂口さんの計画の立て方はシンプルです。
自分が結構力を出したらできることの半分くらいの分量を
一日のノルマにしてそれを長い時間かけて継続していく。

朝5時から朝食を抜いて昼の12時までに7時間書き、
時間がきたらそこでやめるというルーティンで
最初の作品を完成させています。
まずは自分の作品をつくるための計画をたてましょう。

その3. 契約内容にこだわり自ら売る

大手の会社と契約する際に、安売りは禁物です。
坂口さんの一番はじめの作品は写真集でした。
写真集はコストが高いのでなかなか出版してくれる
ところがありません。だから著者が半額折半して
出版していることも少なくありません。しかし、
そのようなことをしてしまうと、出版社が絶対に必死に
うってくれないし、対等でなくなってしまうと考え、
このやり方を拒否します。そして次のような提案をします。

「僕は初心者なので初版3000部の印税は0円でいいです。
そのかわり2版目からは印税を10%にしてください。」

こうして初回印税0円にすることで、自分の態度を保持しました。
さらに英語訳をつけて海外にも流通させたいという提案をします。

しかし出版社はコストが合わないのでそれは無理だと言います。
ならばいくらなら出せるか聞いたところ
5万円という驚きの小さな数字が提示されます。
そこで、坂口さんはその5万円で
翻訳してくれる学生を自分で見つけて、翻訳本を完成させます。

話はそこで終わらず、さらに海外営業まで自分に任せてほしいと依頼します。
航空チケットは自腹で出すから、勝手にやらせて欲しいお願いします。
さすがに自腹で行くならと出版社も受け入れ、坂口さんはすぐにパリに飛びます。

パリの芸術系、建築系の本屋やポンピドゥー美術館なども回ります。
ここから海外のネットワークができて、
最終的にニューヨークのMOMAなどにも置かれるようになります。
日本では有名じゃないとなんでもうまくいかないが、
欧州では逆に無名のちょっと刺激的な人間の方が重宝されると言います。

このように坂口さんは契約の際、自分独自の考え方で契約を結んでいきます。
そして、作品を自分の子供と捉えて、自ら動いて、世の中にその存在を広めていきます。

どうでしょうか?興味が湧いてきましたでしょうか?
興味がでてきた人にまずオススメなのは、
『独立国家のつくりかた』という本です。坂口さんの基本的な考え方や
この記事で紹介したエピソードが掲載されています。

最後に『独立国家のつくりかた』から才能についての文章を引用して終わります。

僕にとって才能というものは秀でているものではない。才能とは、自分がこの社会に対して
純粋に関わることができる部分を指す。才能は「音色」をもっている。才能に上や下はない。
どんな音を鳴らしているか、それに近いのではないか。自分がどんな楽器であるかは変えることができない。
でも、技術は向上させることができる。技術は経験によって習うことができる。つまり「答え」の出し方は
伸ばすことができる。それさえ変化すれば、生き方自体が変化が変化する。だから面白いし、希望がある。


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