ゴールデンボンバーよ!なぜ今だに売れている?徹底分析!


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8月20日にニュー・シングル『ローラの傷だらけ』を発売したゴールデンボンバー。あなた、今だにゴールデンボンバーは『女々しくて』の一発屋だと思っていませんか?僕も正直そう思ってました。しかし実際は違います。着実にファンを増やして、継続した人気を保っています。

今年の、ゴールデンボンバー47都道府県ツアー2014では合計25万人を超える規模になると言われています。ファンクラブの会員数はなぜゴールデンボンバーは今だに支持され続けているのでしょうか?

多くの支持を集める宗教とブランドには共通の特徴があると言われています。これは売れてるアーティストにも、そのまま当てはまります。その共通の特徴とは、次の10カ条です。

1.連帯感 2.明確なビジョン 3.敵に打ち勝つパワー 4.感覚へのアピール 5.物語
6.雄大さ 7.布教 8.シンボル 9.神秘性 10.儀式

では、ゴールデンボンバーにはどのような特徴があるのでしょうか?この項目に沿って見ていきましょう。

1.連帯感
ゴールデンボンバーファンの連帯感は強烈です。実際にライブに足を運ぶと怖いぐらいの一体感です。2012年の紅白初出場は客席を巻き込んだ奇抜な演出により会場を一つにしていました。ファンでない人たちも巻き込んでしまうような強烈なパワーとあります。

2.明確なビジョン
キャッチコピーは「笑撃のライブパフォーマンスと、奇才・鬼龍院翔の創り出すクオリティーの高い楽曲で注目の究極のエアーバンド」です。笑いを追求するライブを見てもわかるように、めざす方向がハッキリしています。そのためライトなファンも気軽に楽しむことができます。

3.敵に打ち勝つパワー
エアーバンドで音楽業界にチャレンジするぐらいですから、圧倒的にパワフルです。テンション低かったらエアなんかできませんよね。ライブでも穴に落ちたり、水に沈んだり、自作のドラマを制作するなど、身体のはり方が徹底しています。

4.感覚へのアピール
キリショー(鬼龍院翔)の歌詞の世界観に共感する人達が多いようです。人間の弱さやダメさを認めて、でもそれでも前を向いていきていくという、落語の「業の肯定」にも通じる意識が根底にあるような気がします。『♪あの素晴らしい朝をもう一度』という楽曲の歌詞を一部抜粋して紹介します。

 「後悔しない道を選び生きるなんて
  もしもできたら魔法使い
  それでいいと誰か言ってくれよ

  あぁ一人一人違う常識と感覚を持って
  出会った他人が恋人になる
  ってそれこそ魔法のよう」

5.物語
ゴールデンボンバーは自分達を徹底的にダメなヤツらという設定を死守します。キリショーが頑張ると、その分メンバーがだらけて、ダメなヤツらという設定のバランスをとります。それによって、そのダメなヤツが毎回いろんな困難を乗り越えてゴールにむかっていくという『物語の雛形』を忠実に再現しています。

6.雄大さ
自らのダメさを隠さずオープンにすることで、ダメな人間でも受け止めてくれるような器の大きさを感じさせることに成功しています。

7.布教
ゴールデンボンバーの真骨頂はなんといってもそのライブ・パフォーマンスです。キリショーの類まれなるプロデュース能力によりお笑いや演劇要素がふんだんに盛り込まれたライブに足を運んだ人が新たなファンになり、以前からのファンはライブに足を運ぶごとにその思いを強くしていきます。チケットも即完する場合も多く、その希少性によって、ライブ体験の価値がより高まっています。

8.シンボル
ダルビッシュがわかりやすいゴールデンボンバーのアイコンになっています。これによってファンではない人もひと目でゴールデンボンバーを認識できますね。紅白でも審査員と会場のお客さんにダルビッシュマスクを配っていましたね。あのマスクは1枚3,000円ほどするらしく、紅白でしようされた約2,600枚のマスク代の半分は事務所が負担したそうです。

9.神秘性
ニュー・シングル『ローラの傷だらけ』では“真っ白いジャケット”を採用。ジャケットには一切写真を使わずに、楽曲だけで勝負すると宣言し、複数枚パターンの売り方をディスるなど、常に事件を起こし、アウトサイダーとしてのポジションをキープすることで、飽きさせない努力をしています。

10.儀式
これはゴールデンボンバーに限ったことではありませんが、ライブ中のいろんなお約束や振り付けがあります。詳しくまとめているページがありました。http://nanos.jp/teamkissme/page/3/
私も『女々しくて』の振り付けを忘年会の余興で完コピしたことがありますが、素直に楽しかったです。適度な難易度で、1時間ぐらいで覚えれるので気軽に参加できるところもポイントだと思います。

こうして見ていくと、明確な世界観をつくりあげ、確固たるブランドを構築していますね。今ブレイク中のレキシにも言えることですが、音楽を音楽として届けるのが難しい時代に強いアーティストというのは、自分たちの世界観を明確に打ちだして、総合エンターテイメントとしてクオリティの高い体験を提供できる人だけが生き残るのです。音楽を音楽として届けることができた幸せな時代は終わりました。


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