【5万人プレゼント動画も!】DVDで改めて振り返る、SMAP「Mr. S」コンサートツアー


1

昨年12月10日、延べ100万人を動員したSMAPのツアーDVD・Blu-ray『Mr.S “saikou de saikou no CONCERT TOUR”』が発売された。

今回のツアー、筆者は東京ドーム公演に行ってきた(その時感じたことなどは以前「コンサートに見る前人未到の40代アイドル ・SMAPの魅力」の記事に書いたのでぜひご一読ください)。しかし改めて映像で見ると、コンサート当日は夢中だったあまりきちんと見ることができなかった部分や、自分の行った公演とは違う部分に気付くことができて、これはこれで非常に楽しい。

また、つい先日、購入者の中から抽選で5万人にツアー後半3公演のダイジェスト映像が当たるという企画の当選連絡が来たばかりだ。こちらの感想も合わせつつ、「Mr. S」のツアーを振り返ってみよう。

改めて見ると、観客席がとっても綺麗だ。青、赤、ピンクのペンライトが至る所で光っている。思い思いの色のライトが振られる様子も美しいのだけれど、曲によって一度に全員が同じ色を灯す様は圧巻だ。特に、全員が赤いライトを点灯する「Battery」はまるで観客席が燃えているようで、壮観である。

1つ1つの光の下にいるSMAPファンの様子を見ることができるのも、DVDならではの楽しみだ。
チラチラ映る観客のうちわを見るだけでも楽しい。木村拓哉のラジオ番組にちなんで「キャプテン」と書いてあるうちわがあったり、草なぎ剛に向けてハングルの書かれたうちわがあったり。次回コンサートに行く時にはぜひ参考にしてみようと思う。
そして、それよりも目を引くのは彼らの表情だ。DVDに映る観客の中にはかなり小さな子どももいるが、大人も子どもも皆、夢を見ているかのような表情でステージを見つめている。ある時はキラキラの笑顔で、またある時はうっとりとした表情で。自分もこんな表情を浮かべてステージを見ていたのかなって、少し不思議な気持ちになる。中にはパパやママに抱きかかえられた小さい子どももいて、本当に老若男女にSMAPが愛されている様子が見て取れる。

もちろん、高画質で5人の表情をじっくりと見られるのもDVDの醍醐味である。会場にいた時には歓声をあげ、少しでも自分の近くに来たメンバーを見つめるので精一杯だったけれど、客観的に見ても彼らのステージは見事だ。SMAPの曲は様々なアーティストから提供されたものが多いけれど、多種多様な楽曲の雰囲気を作り出しているのは歌とダンスだけではない。5人の表情も、曲の内容を雄弁に語っている。今回、特にハッとしたのは「好きよ」を歌う5人の表情だ。

5人それぞれのソロパートだけで成り立つこの曲は、ゆったりとしたメロディと「好きよ 好きよ」と語りかける切ない歌詞が印象的だ。歌う5人も、柔らかくも切なさに満ちた表情を見せる。特に、最後の中居のソロが印象的だ。自他共に歌が下手だと認める中居だが、この曲を歌う彼の声と表情は何度聴いても心に響くものがある。

コンサートで使われたVTRも、改めてしっかりと見ることができた。オープニングをはじめ、VTRのBGMに多用されている「Theme of Mr. S」がすごく良い。この曲は、宝塚歌劇団所属の作曲家・太田健による提供だが、さすがのステージ映えというほかない。1曲だけで1つのミュージカルのように様々な情景を含んだこの曲は、どんなシーンにもぴたりとはまる。この曲なしでは、このコンサートの大人びた魅力は生まれなかったに違いない。

今回のDVD、見どころはコンサート本編だけではない。BONUS CONTENTSとして収録された「Mr.S “saikou de saikou no CONCERT TOUR” SPECIAL MOVIE」では、SMAPメンバーがステージ上で撮影した映像や、ライヴ中に観客の声援の大きさで歌う曲が決まる「Mr. SELECT」コーナーの各会場での様子なども収録されている。

特に、「Mr. SELECT」コーナーはどの曲を歌うか直前までメンバーにも分からないため、立ち位置などに戸惑う姿がばっちりカメラに収まっていて面白い。筆者が観に行った日は「Triangle」のフォーメーションでトラブルが起こっていたが、その様子もしっかりと収録されていた。トップアイドルであるにも関わらずこんな一面があるのも、SMAPの魅力の1つではないだろうか。

まだまだ書きたいことはたくさんある。できることなら、DVDを見ながらSMAPファンの皆さんとワイワイ座談会でもしたい気分なのだが、DVDの感想はひとまずこのくらいにしておこう。

しかし、筆者は幸運にも「5万人プレゼント」となっていたツアー後半の映像配信に当選したので、そちらの感想も書いてみようと思う。

再生ボタンを押すとまず流れてくるのは、京セラドームで行われた公演のクリスマス・スペシャル・メドレー。赤い衣装に身を包んだメンバーたちが、「雪が降ってきた」「Song of X’smap」と冬にちなんだ曲を歌う。ダンサーもサンタ帽をかぶり、背景にも雪の結晶、そして実際に降ってくる雪。クリスマスらしい幸せな雰囲気にあふれた演出だ。

場面が変わって1月12日のナゴヤドーム公演。新年らしく琴の音が入ったアレンジの「がんばりましょう」は、普段のSMAPではなかなか味わうことのできない和の雰囲気を纏う。「和」とダンスって、こうして見ると相性抜群だ。伝統的な楽器の音が奏でる「がんばりましょう」は非常に新鮮に聴こえる。とても20年前の曲とは思えない。

10分間の動画の最後の曲は、「どうか届きますように」。曲に合わせて、ファイナル公演の様子が流れる。シャンパンファイトでビショビショになるメンバー5人の表情は、まるで子どもみたいに無邪気で、楽しそうで。40代とは思えないその笑顔に、画面越しに見ているこっちまで自然に笑みがこぼれる。

それにしても、これ、5万人プレゼントなんて言ってないで、見たい人全員が見られればいいのにと思った。それから、これは再生環境にもよる話なのかもしれないけれど、ちゃんとした画質で見たかったなと思うのだ。Wi-Fiで見てもカクカクしてしまうスマホの小さな画面じゃなくて、テレビの高画質な大画面で。

特に、最後のシャンパンファイト。SMAPの5人が本当に達成感に満ちた、良い表情をしていたから、欲を言えばきちんとした高画質で見たかった。そういう意味では、ツアー最終公演が終わるまでDVDの発売を待って、そこに収録してくれた方が多くのファンにとって幸せだったんじゃないかという気がしてならない。

と、最後はボヤキのようになってしまったが、DVDを見て改めてコンサートの余韻に浸れるのはとても幸せだ。コンサートに行った人が「私が行った公演はこうだったな」と楽しむもよし、行ったことのない人が「へー、SMAPってこんなコンサートをするんだ!」と度肝を抜かれるもよし。国民的アイドルの真骨頂を、ぜひ目撃してほしい。

そして、SMAPは今月18日にシングル「ユーモアしちゃうよ/華麗なる逆襲」をリリースする。SMAPファンにとっては、まだまだ楽しみな日々が続きそうだ。
(文=小島沙耶)


☆☆☆☆☆☆
リアルな人気がわかる
ネットの口コミ音楽ランキング RUSH RANKING
http://rush.rancha.jp
headerLogo