10年目に突入!国民的アーティスト・いきものがかりの魅力とは


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「国民的アーティスト」と言ったら、誰を思い浮かべますか?
私が真っ先に思い浮かべるのは、いきものがかりである。NHKの合唱コンクール課題曲「YELL」、朝ドラ主題歌「ありがとう」、その他様々なドラマ・映画主題歌、CMタイアップ曲を手掛けてきた彼らは今や、老若男女誰から愛される人気アーティストだ。

実は彼らはつい先日、3月15日にデビュー10年目に突入したばかり。2年ぶりとなる全国ツアー、「いきものがかりのみなさん、こんにつあー!! 2015 ~FUN! FUN! FANFARE!~」も、3月14日から始まったばかりである(筆者は初日、幕張メッセでの公演に行ってきました)。今回は、誰もに愛されるいきものがかりの魅力に迫ってみよう。

いきものがかり「GOLDEN GIRL」楽曲試聴

いきものがかりの最大の魅力の一つは、楽曲がわかりやすくて聴き手として音楽に“参加”しやすいということだ。

たとえば、いきものがかりのライヴでは多くの曲にあわせて手拍子をする。リズムに合わせて手を叩き、音楽を感じるのだ。もちろん手拍子をせずにのんびりと音楽を楽しむ人も多いし、そこは人それぞれなのだけれど。

腕を上げたり、スカダンやツーステをしてみたり。ライヴには、いろんな楽しみ方やノり方がある。でも、手拍子って、最も簡単に音楽そのものに参加できる方法だと思うのだ。じっくりと音楽に耳を傾けるのだって立派な参加の一つだけれど、もっと積極的にライヴに参加したい時には手拍子がうってつけだ。曲に合わせて手拍子をすることで、その空間に自分がちゃんと参加しているという実感を持てるのではないだろうか。

また、「じょいふる」では「いきものがかり」と名前が入ったオリジナルのタオルを振り回すのがお決まりである。メンバー自身も笑いながら「この曲をやるのはだんだんキツくなってきている」と口にするこの曲だが、会場の全員が曲に合わせてタオルを回す様は圧巻だ。いきものがかりのライヴには、やっぱりこの風景が欠かせない。

いきものがかり 『じょいふる2012ライブショートver』

誰もが参加できることからも分かるように、いきものがかりの楽曲はとにかくメロディが良い。ハツラツとした楽曲もしっとりとしたバラードも、それぞれが美しいメロディを持つ。最新アルバム『FUN! FUN! FANFARE!』の中でいうと、「GOLDEN GIRL」は少し聴いただけで元気になれるし、「春」や「マイステージ」といった曲はじっくり聴けば聴くほど味の出てくる名曲だ。

それから、アルバムの曲の中でも異彩を放つのが「陽炎」という曲。ホーンとバンドサウンドが紡ぐエキゾチックな色気は、お茶の間に浸透している彼らのイメージからすると意外に聞こえるんじゃないだろうか。こういう曲を歌う時の吉岡聖恵(Vo.)の声は、CMソングを歌う時とはまるで別人のようだ。そんな独特の雰囲気を持つ楽曲でもスッと耳に入ってくるのは、やはりメロディが耳に馴染むからだと思う。

「陽炎」と似た雰囲気を持つのが、『NEWTRAL』に収録された「恋詩」という曲。残念ながらこれらの曲はYouTubeでは試聴することができないのだが、「恋詩」は今年に入ってから安田レイがカバーしている。本家とはまた違った魅力があるので、こちらを聴いて興味を持った方はぜひ、アルバムで比較してみてほしい。テレビでよく耳にするシングル曲とはまた違った魅力を楽しめるはずだ。

安田レイ『恋詩(Short ver.)』「美しき罠~残花繚乱~」主題歌

多様な楽曲を紡ぎ出しながらも、その全てがちゃんと「いきものがかりの曲」になっていることが、彼らの強みだ。全然異なる曲調の歌でも、良い意味でどこか共通した雰囲気を持っているからこそ、ファンは毎回安心して彼らの曲を聴けるし一緒に手拍子ができるのである。とはいえ、全く新しい雰囲気を持った楽曲も聴いてみたいような気もするところ。デビューから10年目という節目の年に彼らがどんな音楽を届けてくれるのか、注目したい。

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