新生活のお共に。前向きになれる曲3選


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始まりの季節、春。

この4月から新たな生活を始めるという人も少なくないだろう。何を隠そう、わたし自身もこの春から新社会人として新たな生活が始まったばかりだ。始まったばかりの新生活に、まだまだ期待と不安の両方を抱いている。

そんな気持ちを奮い立たせてくれるのは、往々にして音楽の存在だ。前向きな楽曲を聴けばそれだけで、なんだか背筋が伸びるような気分になれる。今日は、そんな3曲を紹介しよう。

■cinema staff 「奇跡」

飯田瑞規(Vo./Gt.)の突き抜けるような声が気持ちよく響く曲だ。イントロのギターの音がどことなく、“はじまり”を告げる鐘の音を彷彿とさせる。

「奇跡」というタイトルにもかかわらず、この歌の詞の中で三島想平(Ba.)は何度も何度も「奇跡はいらない。」「奇跡は起きない。」と書いている。それは決してネガティブな意味ではなく、自らの行動がそのまま結果として返ってくればそれで良いということだと思う。「奇跡は起きない。理由がないからね。」というなら、理由を自分で作ればいいのだ。そして、多分それは「奇跡」ではなく、成果とかまた違った名前で呼ばれるものになるのだろう。

荷物になるような「奇跡」ではなくて、積み上げた結果としての何かを得られるように、地道に進んでいこうと思わせてくれる1曲だ。

■40mP 「夢地図」

ボカロ曲からも、1曲紹介しよう。
こちらも、明るい曲調で背中を押してくれる1曲だ。GUMIの声も、心なしか楽しそうに聞こえる。
作曲者の40mPはこの曲について、「自分が作り出すものを信じていたい、という思いで作りました」とコメントしている。歌詞にも「原因はいつだって僕の内側にあって」とある。

新たな環境に一歩踏み出すとき、不安の中にも多くの人が何らかの夢を抱いていることだろう。上手くいかないと悩むのも自分なら、それを打開していくのも自分自身だ。まずは自分で自分を信じなければどうしようもない。その道のりを「遠回り」と感じるかもしれないけれど、自分のペースで進んでいけばいいのだ。

YouTubeやニコニコ動画で検索してみると、様々な歌い手たちがパワフルにカバーしている「歌ってみた」動画を見つけることができる。ぜひ探してみていただきたい。

■Galileo Galilei 「四ツ葉さがしの旅人」

何かに挑戦する時、新しいことを始めるとき。わたしがいつも聴いているのはこの曲だ。バスに飛び乗り、「青い傘」とともに四ツ葉を探しに行く旅人の歌。「行き先ナシの白い切符」「手を離したら/僕らはきっと暗闇の中だ」「道を見失った僕の目に見えるのはなんだろう」など、未来が見えないことを示唆するキーワードが曲中にたくさん登場する。

この曲に出てくる「僕」はたぶん不安で仕方なくて、それでも「僕らは戻らない」と宣言し、進み続けていく。明るいサウンドに勇気をもらうのは勿論なのだけれど、それ以上に、わたしは「僕」と自分を重ね合わせてしまう。

不安なことがあると、どうしても足がすくんで、立ち止まりがちになってしまう。「戻らない」「進み続ける」という選択をするには、かなりの勇気が必要だ。それでも前を向いて、恐る恐る進んでいく姿を、わたしも見習いたいと思うのだ。

自分自身にとっての「四ツ葉」とは何なのか。それは成長や成功なのかもしれないし、また違った何かなのかもしれない。いずれにせよ、そういう何かを得るために、新しい環境でも1歩1歩進んでいけば大丈夫。そんな風に、そっと背中を押してくれる曲である。

あなたの背中を押してくれそうな曲とは出会えただろうか。
何もかも全部楽しむなんてわけにはいかないと思うけれど、それでも自分らしく前向きに新生活を楽しんでいきたい。今月から新たな一歩を踏み出した皆さん、一緒に頑張っていきましょう。
(文=小島沙耶)

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