大ヒット御礼につき、ロングランが続く映画「セッション」
あらすじは、以下です。
名門音楽学校へと入学し、世界に通用するジャズドラマーになろうと決意するニーマン(マイルズ・テラー)。
そんな彼を待ち受けていたのは、鬼教師として名をはせるフレッチャー(J・K・シモンズ)だった。
ひたすら罵声を浴びせ、完璧な演奏を引き出すためには暴力をも辞さない彼におののきながらも、その指導に必死に食らい付いていくニーマン。
だが、フレッチャーのレッスンは次第に狂気じみたものへと変化していく。
(出典:シネマトゥデイ)
2015年のアカデミー賞では、「助演男優賞」「編集賞」「録音賞」の3部門受賞。
監督のデミアン・チャゼルは、2015年時点で30歳という若さ。
インディーズ作品として、「セッション」の途中までを撮影し、それをプレゼンすることで、残りの資金を調達したそうです。
そんな映画「セッション」ですが、原題は「セッション」ではなく「Whiplash(ウィップラッシュ)」と言います。
映画を見ると分かりますが、劇中に「Whiplash」というジャズの曲が出てくるんです。
「あぁ、なるほど!ジャズのタイトルをそのまま映画になったんだ」
・・・とこれでは50点の解答です。
実はこの「Whiplash」は、ただの曲名というだけでなく「ムチ打ち」という意味があるんです。
そうです。
超ドSで、主人公の生徒に指導というムチをビシビシ打つ、J・K・シモンズが演じる鬼教師テレンス・フレッチャーのことを比喩しているんですね。
そう考えると、タイトルを「セッション」に変えるのは、監督の意図を汲んでいないことになりますね。
どのぐらい「Whiplash」な鬼教師なのかは、ぜひ映画館で確認してもらいたいと思います。
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