新EP「薄紅」配信好調!新アルバム、全国ツアーも!―日本人の心を歌う色男、中田裕二の魅力とは


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甘い歌声に翻弄されたらそこは、後戻りできない愛の世界。

中田裕二(ex椿屋四重奏)が約1年3ヶ月ぶりとなる新曲を発表した。未音源化でありながら、ライヴのセットリスト常連となっている「薄紅」「誘惑」を含む全4曲の配信限定EP、その名も『薄紅』。iTunesでは10月8日より先行配信されていたが、この度「レコチョク」「Mora」「music jp」「dwango.jp」においての配信が決定した。

実はこの作品、発売後iTunesではアルバム総合チャート1位を獲得した。中田裕二と言えば、6月に発売したカバーアルバム『SONG COMPOSITE』が注目を集め、10月6日放送のNHK BSプレミアム「The Covers」にも出演を果たした。バンド時代から時流という言葉とは無縁に我が道を歩いてきた中田裕二。だがしかし、どうやら今、彼に吹く風は、追い風の様だ。

―■「歌は世につれ、世は歌につれ」歌い継ぐ、ということ。

中田裕二のカバーは今に始まった事ではない。その歴史はバンド椿屋四重奏時代まで遡る。バンド活動と並行して行っていた弾き語りソロ活動、「SONG COMPOSITE」。(アルバムのタイトルはこれに由来する)この活動の中で、彼は数々のカバーを披露してきた。

類い希な創作力を持ちながら、何故、中田裕二はカバーを歌うのか。ライヴのMC等で、彼は繰り返しこの言葉を口にする。「歌は世につれ、世は歌につれ」。歌い手として、自分のルーツになった歌たちを「歌い継ぐ」のだと言う。自らの糧となった大切な歌達へ礼を尽くし、恩返しがわりに次の世代へと伝える。先達への惜しみ無い愛と称賛と、歌の担い手としての使命感。中田裕二がミュージシャンたる上で根幹となる、ひとつの信念の形なのだろう。

―■最たるルーツ、それは「日本」。

今作の表題にもなっている「薄紅」。この曲が、どうにも美しい。哀愁を帯びたアコースティックギターに、東洋的なメロディ。淡雪の様に儚くも柔らかな歌声に、時折滲む涙声の様なビブラート。古めかしくも愛すべき美しい日本語によって、物悲しい恋の物語が紡がれている。

この曲が初披露されたのは今年4月。中田裕二初の自主企画「THE SONG STATION~ロマンサーズ・アワー~」のステージだった。MCで中田は「俺、やっぱりこういう歌書かせたら上手いなー。」と、自画自賛で前置きつつも、「日本らしいもの」を描く事の難しさを語った。例えば和音階で和楽器を取り入れて、言葉は全て文語を用いる。そうすれば簡単に「日本的な」楽曲は出来る。だがしかし、中田裕二が狙うのは、そこではない。

椿屋四重奏時代しかり、思えば中田裕二というミュージシャンは、いつもこの「日本らしさ」という命題と、真っ向から向かい合ってきた様に思う。短髪に作務衣から、姿は変われども、作品に外国語のタイトルがついても、彼の楽曲には今も日本人の血が、真っ赤に流れ続けている。皆が皆、「薄紅」の様な所謂日本的な要素を持つ訳ではない。けれども、メロディが、言い回しが、どこか懐古的な趣を連れて、すんなりと入ってくる感覚がある。中田裕二の歌には、日本人が本能的に惹き付けられる何かがあるのだ。そしてこの「何か」こそが中田裕二というミュージシャンの持つ、最大にて最強の武器だと言えよう。

―■“歌い手”中田裕二דミュージシャン”中田裕二

鳥肌が立つ瞬間がある。中田裕二がマイクに手を掛け、俯く。イントロを受けて、最初の言葉と共に上げた顔はもう、その歌の主人公へと化けている。歌の上手いヴォーカリストはごまんと居る。表現力が豊かな者も、また然り。けれど、ここまで演技の出来る歌い手は、中田裕二しか知らない。

“歌い手”中田裕二の魅力は尽きない。彼の歌う物語は、往々にして恋愛がモチーフになっている。だが、それらを「ラブソング」と呼ぶのは些か躊躇う。そんな生易しい物じゃあない。言うなれば、「愛憎劇」だ。恋に身をやつし、真っ赤な地獄がちらついても尚、溺れることしかできない者たちの、逃げ場のない物語だ。一見して陳腐なメロドラマの様だが、その心の機微までを、中田裕二は実に丁寧に歌い上げる。それにより、いつしか聴く者はその歌の世界に、知らず知らずに引き込まれていくのだ。

中田裕二の歌と言えば、「色気」に「艶」。そんな代名詞がすぐに浮かぶ。勿論、曲が持つ物語に起因する部分は大きい。だがしかし、「歌」の中にもその正体は潜んでいる。それは「声の温度」と「ビブラート」だ。例えば、今作の中でも「モーション」と「誘惑」では、印象がまるで違う。蓮っ葉なビブラートを語尾に聴かせ、終始感情を伏せた冷たい声色が背筋をぞくりとさせる「モーション」。対して「誘惑」は濁音のビブラートを強めて、甘える様で、少し強気な印象を持たせている。声の温度も、「モーション」程冷え込まず、どこか不敵さを匂わせる。こうして、二つの要素を自在に使いこなす事で、完全に登場人物のキャラクターを歌い分けている。だから、中田裕二の歌はその物語に 負けず劣らずの色気を放ち、艶やかなのである。ただ感情的に情熱的に、愛憎を歌うのなら、恐らく中田裕二という歌い手について、こんな風に言葉を尽くすことは無かっただろう。

では“ミュージシャン”中田裕二はどんな男か。まず思い浮かんだのは、「ひとり上手の器用貧乏」。バンド時代から現在に至るまで全ての作詞作曲を手掛け、時にはミックスまでもひとりでこなす。暇さえあれば自宅スタジオで作業にいそしむという、生粋の音楽職人だ。

また、楽器演奏に関してもその才は光る。4月に行われた大石昌良(Sound Schedule)、和田唱(TRICERATOPS)との3マンでは、アコースティックギターのスラム奏法を披露したり、ヴォーカリストでありながら『ギターマガジン』に登場する等、ギタリストとしての腕も確かだ。また、前回の配信シングル『MIDNIGHT FLYER』では同曲において、見事なベースラインを展開している。とはいえ、ライヴでは複数の楽器を演奏することは不可能であるが故、サポートミュージシャンを迎えのステージとなるのだが、参加した代々の名うてのミュージシャン達が口を揃えてこう言うのだ。「中田裕二の曲は難しい。」と。2013年ツアー「INTO THE GALAXY」に参加し、今ツアーのメンバーでもあるカトウタロウ(ex-BEAT CRUSADERS)は、サポート終了後も「練習になるから、」と中田裕二の曲を弾いているというから驚きだ。

 
―■新アルバム『BACK TO MELLOW』、レコ発ツアー「BITTER SWEET」の豪華布陣決定

2014年11月19日(水)には、満を持しての4thアルバム『BACK TO MELLOW』が発売される。アルバムを引っ提げての全国ツアー”BITTER SWEET”は来年1月24日(土)埼玉を皮切りにファイナル3月7日(土)札幌までの全14公演だ。

ツアーメンバーは、先述のカトウタロウに加え、ソウルフラワーユニオン奥野真哉、GREAT3白根賢一、NonaReeves小松シゲル 、真船勝博、と今までのツアーメンバーが揃い踏みの、文字通り「最強」の布陣だ。尚、カトウ以外は『BACK TO MELLOW』のレコーディングメンバーでもあるので、まずはそちらを聴きこんで、ツアーへ想いを馳せては如何だろうか。

“ミュージシャン”中田裕二はどんな音を作ってくるのか。また、その音を背負って、“歌い手”中田裕二が如何様に歌うのか。その色気で、存分に溶かして欲しい。

アルバム、ツアー詳細などは以下。

(文=イシハラマイ)

●リリース情報●

*ニュー・アルバム
『BACK TO MELLOW』
2014年11月19日(水)発売
[初回限定盤:CD+DVD]
TECI-1427
¥3,300+税

[通常盤:CD]
TECI-1428
¥2,800+税
レーベル:Imperial Records
※CDは初回限定盤/通常盤共通の内容、全11曲収録(予定)

*ライヴDVD

『SONG COMPOSITE SPECIAL IN
NIHONBASHI』

2014年11月19日(水)発売

[DVD]
TEBI-43315
¥4,000+税
レーベル:Imperial
Records

収録時間:約120分(予定)

*配信限定EP
『薄紅』
2014年10月8日(水) iTunes先行配信
レーベル:Imperial Records
「薄紅」 –EP

https://itun.es/i6gy34m (iTunes)

[トラックリスト]
1. 薄紅
2. 誘惑 (NHKユアソング2014年10〜11月)
3. モーション アルバム未収録曲
4. Steady
アルバム未収録曲

●全国ツアー日程

TOUR’15
“BITTER SWEET”

1月24日(土) HEAVEN’S ROCK さいたま新都心 VJ-3
OPEN 18:30/ START 19:00 チケット一般発売 12/13(土)
(問) SOGO TOKYO 03-3405-9999 (月-土/12:00-13:00, 16:00-19:00)
http://www.sogotokyo.com/

1月25日(日) 水戸 ライトハウス
OPEN 16:30/ START 17:00 チケット一般発売 12/13(土)
(問) SOGO TOKYO 03-3405-9999 (月-土/12:00-13:00, 16:00-19:00)
http://www.sogotokyo.com/

1月31日(土) 新潟 GOLDEN PIGS RED
OPEN 17:30/ START 18:00 チケット一般発売 12/13(土)
(問) FOB企画 (新潟) 025-229-5000
http://www.fobkikaku.co.jp

2月5日(木) 岡山 IMAGE
OPEN 18:30/ START 19:00 チケット一般発売 12/13(土)
(問) 夢番地 (岡山) 086-231-3531 (平日 11:00-19:00 / 土 12:00-17:00)
http://www.yumebanchi.jp/

2月6日(金) 福岡 DRUM LOGOS
OPEN 18:30/ START 19:00 チケット一般発売 12/13(土)
(問) BEA 092-712-4221 (月-金/11:00-18:00 第2・4土曜/11:00-15:00)
http://www.bea-net.com/

2月14日(土) 柏 PALOOZA
OPEN 18:30/ START 19:00 チケット一般発売 12/13(土)
(問) SOGO TOKYO 03-3405-9999 (月-土/12:00-13:00, 16:00-19:00)
http://www.sogotokyo.com/

2月15日(日) 東京 日本橋三井ホール
OPEN 16:00/ START 17:00 チケット一般発売 12/13(土)
(問) SOGO TOKYO 03-3405-9999 (月-土/12:00-13:00, 16:00-19:00)
http://www.sogotokyo.com/

2月20日(金) 京都 MUSE
OPEN 18:30/ START 19:00 チケット一般発売 12/13(土)
(問) 夢番地 (大阪) 06-6341-3525 (月-金/12:00-19:00, 土/12:00-17:00)
http://www.yumebanchi.jp/

2月21日(土) 大阪 梅田クラブクアトロ
OPEN 17:00/ START 18:00 チケット一般発売 12/13(土)
(問) 夢番地 (大阪) 06-6341-3525 (月-金/12:00-19:00, 土/12:00-17:00)
http://www.yumebanchi.jp/

2月23日(月) 熊本 DRUM B.9 V1
OPEN 18:30/ START 19:00 チケット一般発売 12/13(土)
(問) BEA 092-712-4221 (月-金/11:00-18:00 第2・4土曜/11:00-15:00)
http://www.bea-net.com/

2月28日(土) 名古屋 Electric Lady Land
OPEN 17:30/ START 18:00 チケット一般発売 12/13(土)
(問) サンデーフォークプロモーション (名古屋) 052-320-9100 (全日/10:00-18:00)
http://www.sundayfolk.com/

3月1日(日) 横浜 Bay Hall
OPEN 16:00/ START 17:00 チケット一般発売 12/13(土)
(問) KMミュージック 045-201-9999
http://www.kmmusic.co.jp/

3月5日(木) 仙台 Rensa
OPEN 18:30/ START 19:00 チケット一般発売 1/17(土)
(問) GIP 022-222-9999 (月-金/11:00-19:00)
http://www.gip-web.co.jp/

3月7日(土) 札幌 cube garden
OPEN 17:30/ START 18:00 チケット一般発売 12/20(土)
(問) マウントアライブ 011-211-5600 (月-金/11:00-14:00, 15:00-18:00)
http://www.mountalive.com/

[参加メンバー]
keyboards 奥野真哉 (SOUL FLOWER UNION) / drum 白根賢一 (GREAT3) *1月24日~2月6日公演* /
drums 小松シゲル (NONA REEVES) *2月14日~3月7日公演* /
guitar カトウタロウ / bass 真船勝博 (FLOWER FLOWER, EGO-WRAPPIN’ AND THE GOSSIP OF JAXX、etc)

[席種 (全公演共通)] オールスタンディング (*東京・札幌公演除く)
 *(2/15 東京公演) スタンディング / スタンディング後方指定席    
 *(3/7 札幌公演) 1階 オールスタンディング/2階 指定席
[チケット料金 (全公演共通・前売)] ¥4,620 (税込/ドリンク代別/整理番号付き)   
 ※ 2/15東京公演のスタンディング後方指定席のみ、¥5,140 (税込/ドリンク代別)   
 ※東京・札幌公演の指定席は「中田裕二 オフィシャル・モバイルファンサイト」優先販売となります。
 その他先行/一般発売は未定です。予めご了承ください。


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