無音の空間で踊れ!これが新型イベント「サイレントディスコ」!


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いま静かに広まりつつある「サイレントディスコ」をご存じだろうか?日本では「沈黙フェス」などと呼ばれているこのイベントでは、サイレント、沈黙の文字通り「無音の空間」でオーディエンスが音楽を楽しみ、踊る。今までの音楽イベントの常識を覆したイベント。それが「サイレントディスコ」である。

【サイレントディスコってどんなもの?】
簡単に言えば観客が全員ヘッドフォンをし、ヘッドフォンを通して音楽を聴き、楽しみ、踊るというもの。音楽は全てヘッドフォンを通して流れる為に会場内には音楽が流れず、とても静か。観客の声だけが響く。

映像で見るとなんとも言えない気持ちになる…。

【いつからこんな文化があるの?】
2005年にイギリスのロックフェス「グラストンベリー・フェスティバル」で取り上げられたのがきっかけ。海外ではクラブや野外イベント、はたまたホームパーティーなどシーンを問わず行われている。フィンランドでは既に1960年代から行なわれていたものらしく、思った以上に歴史も深い。

【日本ではもうあるの?】
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2008年のサマーソニックで日本初上陸。2012年のサマソニでは東京・大阪の各会場に登場した。また、少々趣向は違うが、愛知県東海市では携帯ラジオを持参し、耳にイヤフォンをして、盆踊りを踊る「無音盆踊り」が2009年から行われている。都心部を中心にフェスやクラブなどでジワジワと広がりをみせており、今年もサマソニはもちろん、イベント「六本木アートナイト2014」で『Quiet Disco』と称したイベントが開催されている。

【サイレントって何がいいの?】
なによりも先にくるのは「騒音対策」だろう。その気になれば住宅街が隣接していようが、騒音問題が近年問題となっている海水浴場だろうが、イベントの開催が可能になる。それ以外にも空間の有効利用ができるといったメリットがあり、2012年開催されたJ-WAVE SPRING FESTIVAL内で行われた『サイレントタロディスコ』の横では別のアーティストがコンサートを行っていたという。なにせ「無音」である為に音がぶつかることがない。場所・時間ともに本来は音楽イベントが難しい場合でも開催が可能になる唯一の音楽イベントかもしれない。

【ヘッドフォンでイベントを楽しめるかな?】
ヘッドフォンをしていて公共の場でノリノリになってしまった経験がある方は少なくないと思う。街中や電車内などでも、ノリノリヘッドフォンさんを見かけることがしばしばある。これは言わば「一人サイレントディスコ」状態。傍からみると滑稽だが、本人は楽しい。この楽しさを一つの場所で、それも大勢で楽しんだら…これはかなり楽しいと思う。
また、クラブのように常に音を浴びせられる環境と違って、ヘッドフォンを外せば音から解放され休憩できる。こういった点を好む人もいるだろう。ただし、良くも悪くもナンパはしづらいイベントとなりそうだ。

【じゃあ体感してみたい!】
近いところでは11月2日に早稲田大学学園祭にて、DJ&ライヴ・イベント〈沈黙フェスin早稲田〜日曜日もカンパネラ〜〉が開催される。ライヴ・アクトには先日RUSH RANKINGコラムでも取り上げた「水曜日のカンパネラ」が出演予定となっており個人的には大注目している。

コラムはこちらから↓
【中毒注意なガールズラップ5組!!水曜日のカンパネラ、Charisma.cоm…】
http://www.entamesuki.com/?p=556

ちなみに沈黙フェスでDJだけではなくライヴ・パフォーマンスを行うのは日本初の試み!これはサイレントディスコの今後を占うイベントとなりそうだ。

〈沈黙フェスin早稲田〜日曜日もカンパネラ〜〉
11月2日(日)
会場 : 早稲田大学早稲田キャンパス15号館301教室
OPEN / CLOSE : 13:30 / 16:30(予定)
出演 : 水曜日のカンパネラ / and more
イベント詳細、チケット購入情報は以下のURLより
詳細 : https://www.facebook.com/chinmokufes

開催条件はいいことだらけ、楽しみ方も人それぞれ、まだまだ無限の可能性を秘めていそうな音楽イベント「サイレントディスコ」。一風変わったように見受けられるこの文化だが、日本ではどのように受け入れられるだろうか?条件的には海外よりも日本向きである印象も強く、これからの「静か」な広がりに期待したい。
(文=ジリー)